ものずきかねなし。

アラサー会社員。ヒコーキ、マイル、SFC、ホテル、旅行、モノ、おかねなど。

なってみて分かった、ANAブロンズメンバーの良いトコ・悪いトコ

2015年の11月くらいでしょうか、自宅にANAからの封書が届き、初めて自分がいつの間にかANAブロンズメンバーになっていることを知りました。それまでというと、プレミアムメンバーなんて自分とは縁がない遠い世界の人たちのことだと思っていたので、知識も興味もありませんでした。今考えればこの出来事が、後々飛行機・マイル・プレミアムメンバーに対するきっかけになったのかもしれません。




2015年は、たまたま珍しくANA運航便のアジア短距離路線の出張がいくつか続いたことに加え、プライベートで行った成田→デュッセルドルフの往復(もちろんエコノミーのスーパーバリュー笑)、そしてこれまた珍しく欧州出張の名古屋→フランクフルト(ビジネスクラス。本当にありがたや…)がダメ押しで響き、たまったま年末を前にして30000PPを超えていたのです。同時にマイルもそこそこ貯めれましたし、この頃は完全な空マイラーですね。
人生初のビジネスクラスを体感し、新たな飛行機の世界を知ったのもこの頃でした。(ちなみに成都→成田便で初めてのインボランタリーアップグレードとなり、ビジネスクラスデビューでした。何度も中国人スタッフに確認したことを覚えてます。それはそれは興奮しました…!)



事前サービス期間も含めて2015/12-2017/3までの僕のブロンズクラス体験を踏まえて、自分なりにANAブロンズメンバーの良いトコをまとめてみます。


▪️手荷物許容量アップ
国際線:+1個預け入れ可能
自分の場合、2016年からは中国駐在となったので国際線しか使いませんでした。日本への一時帰国の際は、そこらの中国人観光客よろしく食料品やら日用雑貨の爆買いをかましたのですが、その際に預け入れ荷物+1個のサービスは助かりました。通常エコノミークラスだと、23キロ×2つまでですが、3つまで可能になります。ビジネスクラスだと32キロ×2のところを3つまで、という具合です。スターアライアンス系列の航空会社にも適用されるので、エアチャイナ便でも3つに増やせたのは助かりました。まぁ、普通の方なら3つも預け入れる人なんて滅多にないかもしれませんね…。


ちなみに国内線は個数ではなく+20キロという重さ縛りになります


▪️ブロンズメンバー専用問合せデスク
コールセンターに電話掛ける時に待つ確率が減ります。あと、ちょっとだけ特別な気分になれます。


▪️国内線/特典航空券の座席優先
普通会員に比べれば多少優先
されるらしいです。3度ほど国際線特典航空券を予約しましたがいずれも問題無く確保できました。どう効いてるかはイマイチわからなかったですが、平会員よりかは良いでしょう。

実際に自分が活用できたのは正直このくらいです。その他、一般的なメリットでいうと、

▪️ボーナスマイルのアップ
通常ANAカード保持だと10パーセントのボーナスマイル付与率が、40〜55パーセントにアップします。空マイラーの方には有効だと思います。


▪️アップグレードポイントの付与
獲得したプレミアムポイントに応じて付与され、ラウンジの利用・プレミアムエコノミーへのアップグレード・スカイコインへの交換に使えます。僕の場合、8アップグレードポイントを8000スカイコインに交換したものの結局その後ANAフライトを購入する機会がなく、泣く泣く期限切れにしてしまいました。もったいない。

▪️マイル→スカイコイン交換率最大1.7倍に優遇
この頃の僕にはスカイコインは使いこなせず、無意味でした…

▪️国際線プレミアムエコノミーカウンターでのチェックイン
成田と羽田のみ、とされていますが、北京首都国際空港でのチェックインではビジネスクラスカウンターを使えました。海外空港での利用の際は多少の融通はあるかもしれません。


あとは細々したもののみで特筆すべきところはありません。

悪いところ(残念なところ)としては、

▪️ラウンジが自由に使えない(マイルまたはアップグレードポイントが必要)

▪️優先搭乗なし

▪️手荷物受取優先なし

▪️ネームタグとかカレンダーとかノベルティが無い

といったところで、とにかく制限なくラウンジ利用が出来ないのは痛いですね。プレミアムメンバーとは言うものの、実質のところはなんちゃってプレミアムステータスといったところでしょうか。

いずれにせよ、ブロンズメンバーはあくまでダイヤモンド・プラチナメンバーへの通過点、あるいは引き立て役でしかなく、あえて目指すようなステータスではなさそうです。仮に、今3万ちょっとのプレミアムポイントをお持ちの方は、もう少し費用をかけてでも50000PPを達成しプラチナステータスを目指すことをオススメします!